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zoom RSS ブログ51弾:タイ語末子音N音を徹底的に解剖する・タイ国王83歳お誕生日おめでとうございます!

<<   作成日時 : 2010/12/07 23:15   >>

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ブログ51弾:タイ語末子音N音を徹底的に解剖する
「12月5日、タイ国王83歳お誕生日おめでとうございます」

タイ語N音を理解する為に、 <日本語「ん」の音を解剖する >
タイ語N音調音方法  < 舌を上歯裏にシッカリと押し付けなければならない >
末子音の発音練習もう一つ < T音:とぉーっt(油で揚げる)>
8つある末子音、更にもう一つ< M音:のぉm〜(牛乳) >
Theme:タイ語・日本語・日本人のような日本語

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上記写真:七色照明となったサコンナコン象徴門
     タイ国王83歳お誕生日おめでとうございます
 
タイ語学習の推薦書:「書いて覚えるタイ語の初歩」水野潔・中山玲子(白水社)
  タイ文字全ての書き方に留まらず、
声調や音声・特殊なタイ語の読み方の説明までを
網羅的に分り易く、惜しげもなく説明されています。
これ程のperfect性を有する本は、ありません。完璧本です。

書いて覚えるタイ語の初歩がタイトル名となっていますが、
記述内容からすると、初歩がある程度分かり、
タイ語日常会話もこなせるレベルになった人にベストの本なのかなと思います。
本気でタイ語を書きたいと思っている人には、教則本の位置にあります。
初心者には、難解さがあるかも知れません。
この本に難解さがあると言うより、タイ語がそもそも難解性を有しているからです。
他の書物と組み合わせて読まれるといいでしょう。

タイ語には、様々な例外や特殊な読み方があります。
その為、タイ語は未完成言語であるという学者もいます。
実際そのような要素がある事は、博識タイ人達も秘かに認めています。
そういった部分はマイペンライと置き去り、
全てのタイ人達が日常的に使用しているタイ語をありのままに理解し、
自らのものにする事こそ大切だと思います。
折に触れ、何度もこの本の内容を噛み締めると、多くの解答に出会えるでしょう。
それでも分からない場合は、タイ語はタイ人に聞いてみる事です。
限られたスペースの書籍だけで、1000全ての答に出会える事はありません。

< タイ語N音を理解するために、日本語「ん」の音を解剖する >
日本語で、
「N」音をひらがなで表記すると
「ん」と書く。
コレを反対に書いて見ると、
日本語「ん」の問題点が、浮かび上がって来る。

「ん」は、
ローマ字表記では「N」と書く。
しかし、
日本語の
「ん」は「単なるN」ではなく、
「Ng」音と書くのが音声学的に正しい。
「逆は、必ずしも真ではない。」

日本語では、
末尾に来る「ん」の場合、
Ng音で発音している。
末尾でなくても、ng音で発音している事が極めて多い。
コノコトが、
タイ語N音の理解を
ややこしくしている。

日本語の音は、あとに続く音によって影響を受ける。
この事自体は、日本語固有の事ではなく、
タイ語を始め各言語に見られる特徴である。
そうなる事が、
音声的に発音しやすく(=調音上)、
自然な事である事がその理由である。

ある本に次のような記述があった。
「日本語ひらがな「ん」(=ローマ字N)が表す音が、実は3種類ある。」
m音○山門(さmもん)
ng音○見学(けngがく))
n音○問題(もnだい)これは、正しくない要素を含んでいる。
※「もngだい」のようにも発音出来るからである。
(しかし、上記のような捉え方は、
物事の「Generalアイデア」を把握しようとする時には、良きアイデアである)

日本語では、
n音(単語の途中に位置するn音)に続く音に
影響されて、
「ん」ng音が、
m音となったり、時にn音となると記述されていた。

m音に変化するというのは正しい。
{山門:さnもん}は、[さmもん]の様に発音しているは、
正しい記述である。
真ん中のnはmの音に変わっている。(n音は調音していない)

なぜn音がm音変化するのか?
これを紐解く手だては、
「ま」「ば」「ぱ」の調音の仕方にある。
実際にこれらの音を発声してみると、答が分かる。
これらの音は、唇の開閉を要する音であり、
調音する際には、一旦唇を閉じなければならない。
んngを発声する時には、唇は開いている。
開いたままの唇では、後に続く音を調音出来ない。
後に続く音がある為に、
ng音はm音化しなければならなかったのである。

こう分析すれば、
日本語が有する音声の合理性が見えて来る。
この世に多くの言語がある。
しかし、調音しにくい音の連続は、
各言語において淘汰されて来たはずである。
こう考えるのが自然である。
言葉というものをこのように捉えてみると、

私たちにとって難しいタイ語も、
本当はnaturalな理に適った言語であるかもしれない。
このnatural性に着目すれば、
タイ語音声の合理性も又見えて来るかも知れない。
   
タイ人は、「タイ語を書くのは難しい。
でも、タイ語を話すのは日本語よりずっと簡単だよ。
日本語を話すのは難しい。」とよく言う。
しかし、
彼らは日本語のnatural性が分かる程、
日本語を勉強していない人達である。

< 日本人のような日本語:日本人のように日本語を話すタイ人ジョイ君 >
< タイ人ジョイ君が言った「タイ語を話す(=発音)事は難しい。」 >
その証拠に、「日本語はタイ語より発音し易い言語である。」と
言い切る純粋タイ人が私の友人にいる。
彼は若き20代の多感な頃、日本で7年間程生活していた
彼の話す日本語の音声は、殆ど日本人の音声と同じ(約98%)である。
タイ語の歌がかなり上手である。日本語の歌の音声も滑らかに歌う事が出来る。
これが重要なカギとなっている事は間違いない。

日本にいた長くいたからといって、
誰もが彼のように日本語発音の滑らかさを獲得出来る訳ではない。
本人の能力と努力の結果、naturalな日本語発声を獲得したのである。

しかし、彼はタイ人。
当たり前の如くとても上手な完璧タイ語を話す。
話す能力だけを捉えたら、
バイリンガルとは、このような人を指すという見本のような人である。
彼は、日本語をnaturalに話す事が出来るようになって、
いつしか日本語のnatural性の何たるかが分かったのであろう。
その彼が常に言い切っている言葉。
「タイ語の方が、実は日本語を話すより難しい。」

純粋タイ人が言い切るこの発言は、
究極の答に到達し、真実を獲得している。
「日本語は、natural性が高く話しやすい言語である。」
「タイ語は日本語よりも話すのが難しい。」

私達日本人にとって、
「タイ語を話すのは難しい。」事が
どうやら真実のようである。

しかし、これを持って怠惰になっても何の意味もない。
私達は、
タイ語も有しているであろう「natural性とは何か?」を
ひたすら追い求め続けなければならない。
いつしかその核心に到達した時、
「タイ語の方が話しやすいネ。」
と言い切れるバイリンガルになれる?のかもしれない。

< ひらがな「ん」がn音と言うのは、真理の厳密性にかけている >
< 後に続く音に影響されてn音調音点に近い音へと変化する と言うのが正しい >
「問題もんだい」が「もnだい」とn音になるというのは、正しくない。
(タイ語n音調音位置に近づいたとは言える)

ng音の後に続く音(ダ)を調音する為に、
その調音点寄りにng音の本来位置が移動した結果をもって、
あたかもn音発声をしたかのように捉えた
誤った見方(n音は調音していない、ng音が後のダ音に影響されただけ)
である。

日本語では、
「ん」表示の音は、後にま行・ば行・ぱ行が続く時のm音変化以外は、
ng音で発音している
と考える方が理に適っている。

この事を明らかにする為に、
他の単語例題を出して、検討してみる。
< 日本語「ん」を具体例にて解剖する >
(例)三田=さ「ン」 だ  (兵庫県の三田市)
da
daの音を出すには、
いったん舌を、
上歯裏歯茎よりもう少し上の肉に当てなければならない。
当てた場所(調音点)から、
舌をはじくようにして離脱させ、
ダ音を調音しているのである。
        
n音が調音されたのではなく、
「ん」の後の「だ音=da」が調音されただけである。

その証拠に、
「ん」は、相変わらずng音として、
舌は口腔内で宙ぶらりんとなっている。
これを一字区切りでユックリ発音すれば「さ・ン・だ」、
N音調音点に若干近づく事になる。
舌もタイ語N音調音点よりも少し上の肉に、
僅かに触れる人がいるかも知れない。
しかし、ここに至っても
舌の位置は、タイ語N音調音点には達していない。

この例で学べるものは、
{さ「ン」だ}を発声すれば、
「N音」とは、
口腔内のどの辺りで調音しているのかを、
知る事が出来る事である。
タイ語n音調音点の位置の「手ががり」でしかない。

< 関東:かンとう>
更に考察を発展させよう。
た行内のひらがな音のどの音が、
n音調音に近い調音点を持つ字音か?

「と」の音である。
「たちつてと」と、
順に発声して行けば、
「と」が最もn音に近い位置にある事が分かる
「関東:かnとう」と発音する時、
「と」の調音点は、n音調音点に最も近づく。
一字ずつユックリ区切って発音すれば、
タイ語n音らしく?
舌の押し付け動作まで行なっている可能性が、
「さンだ」よりも顕著である。

しかし、
この「かnとう」と言うひらがな単語導入を持ってしても、
タイ語のn音の調音位置(=調音点)ではない。

普通のスピードで発音する時は、「かngとう」と発音している。
しかし、一字区切りでユックリ発音すると、
「かnとう」のように、本来のng音をn音のように、
口腔内に舌を押し付けている。

これも、音声学的見解では、
n音の範疇に入るのかも知れない。
とすると、n音の調音点の範囲は、広いと言える。
しかし、
タイ語n音の位置は、
上記の「かnとう」の位置ではない。
事を知っておかなければならない。

「日本語は日本語であり、
タイ語はタイ語である。」
という当たり前の事実がソコに存在する。

< タイ語では、シッカリとN音を調音しなければならない >
< タイ語N音調音は、舌を上歯裏にシッカリと押し付けなければならない >
タイ語では、
N音で表記されている文字は、必ずN音発音をしなければならない。
N音を発音する時は、
舌を上歯裏に押し付けなければならない。
この調音方法を意識的に行わなければ、
タイ語n音を調音した事にはならない。
(タイ語には末尾がn音で終わる単語が極めて多い)

< 舌の先端上部を上歯裏の歯の生え際に当てれば、
結果舌先端は歯裏に湾曲しながら、「ピッタリ」と押し付けられている >
< 末子音は鼻音へと発展する >
N音を調音するには、
舌先端上部を
上歯裏の歯の生え際(歯垢の溜まる所)に当てる。

すると舌先端全体が、
歯裏と上歯上の歯茎(しけい)
に湾曲しながら、ピッタリと押し付けられる。
身体の形状機能合理性の神秘に触れる瞬間でもある。

この舌先端を
圧を加えるようにして、
前方(歯裏)に押し出すのである。

舌を使いながら、
実は ‘鼻音へとつながって行く’ 事が重要な要素である事を、
この文章をまとめて行く過程で、
フト確信的にひらめいた。

N音はN音として単独理解する事よりも、
単語の総体が、
どのような音声になるのかを知らなければ、
タイ語単語を正しく発声した事にならない。
有気音発声のラストステージを飾るものが、
N音という末子音なのである。

<「コォン」=「コォ」(有気音)+「ン」(N音) >
「コォン」の発音をタイ人にチェック してもらったら、
ほとんど絶対ダメと言われる事は間違いない。
(タイ語初級日本人はコングと発音してしまう)
閉口する程やり直しさせられるので、覚悟しておいた方がよい。
頭の中にシッカリと格納して置く必要がある。

< 人「コォン」 คน発音の実際 >
前々回ブログ掲載は、ナム・コォンข้นのコォ^ン
ข  高子音字 kh有気音
声調記号が付かない場合は上声(じょうせい)調子(∨)で発音する。例:脚ขา カァ∨
第2声調記号が付けばข้น 、下声調子となる コォ^ン)
ค (高子音字対応字である)低子音字 kh有気音
    声調記号無しの場合は、平声調子(−)で発音する。 例: ひとคนコォン
上記両字音どちらも同じkh有気音であり、発音は全く同じものである。
なお、 高子音字という呼び名は、分類上の呼び名であり、声調高声とは関係ない。
同様に、 低子音字という呼び名は、分類上の呼び名であり、声調低声とは関係ない。

喉奥から口外に向かって,
徐々に膨らむように発声されて行く有気音コォค。
コォの音は、
鼻と口の隙間から吐き出されながらN音調音へとつながって行く。
そのN音は、
更にN音鼻音に発展しながら
口の隙間音と鼻音のハーモニー音となって行く。
「コォン」คน発声の完成である。
< 「油で揚げる」トォーットทอด発音の実際 >
喉奥から口外に向かって,
徐々に膨らむように発声されて行く有気音トォท。
トォは、末尾音即ち末子音Tดのお待ち状態につながって行く為に、
トォはトォーと長音化する。

反対に言えば、
T音末子音は、トォーの長音化をストップさせる働きとなる。
この時、トォーはッが加わって、トォーッとなる。
トォの音は、
口の隙間と鼻の穴から膨らむように吐き出されながら
(口内で鼻とつながっているので、
鼻穴から若干の音が外部に放出されているはずである)
ッ音を伴いながら、
下降音にて
最終音T音末子音(急激ストップ音)へとつながって行く。

そのT音は、
更にT音鼻音へと発展しながら
口の隙間音と鼻音のハーモニー音となって行く。
「トォーット」ทอด発声の完成である。
< 末子音の発音練習もう一つM音:「牛乳」ノムนม >
「牛乳」は、
タイ語で「ノム」นมと言う。
牛の乳である事を強調して、
「ノォm〜/ウア牛」นมวัวとfullにも言う。
(「牛乳」の意味のタイ語を覚えるには、日本人にとっては楽チンである)

  「のム」のムมが末子音である。
末子音m音は鼻音化する。
   
タイ語「牛乳=のぉm〜」は、
日本語の「飲む」の発声とは全く異なるものである。
日本語は、2拍で「no・mu」と発音する。
2音節目のmuは、音階を上げる。

タイ語は、1拍で発音する。
末子音mは、日本人にはmuのように捉えられ易いが、
母音uの付属は無く、m子音のサウンドである。
m〜と書いたが、これは鼻音化を表す。

「のぉ」นと、
喉奥から徐々に膨らむように発声する。
徐々に膨らんだ「のぉ」を
逆方向に戻す(収縮に向かう)ようにして、
口を
「シッカリ」と
閉じる。(一切開けてはイケナイ)

口の閉鎖を維持しながら、
末子音「m」มを鼻音化させて行く。
ポイントは、m音の際、
口を徹底して閉じる事である。
徹底して閉じる動作は、口の収縮の緊張となる。
即ち、m音発声を厳密化すれば、
口をすぼめる結果になる。

この時、日本人は恥ずかしい気がする。
口をすぼめる事に抵抗感があっても、
これが末子音の正確アクションなので、
一人練習にて「m音末子音」を獲得してください。
「ノォm〜」นม発声の完成である。
48弾ブログに記載した
A先生の末子音m音発声は、素晴らしく、「ウットリ」します。
この「m音末子音」を
忠実に調音出来れば、
タイ人以上に正統タイ語が発声出来たと言えるでしょう。

< 補足記事 >
「かnとう」とユックリ発音した時のn音調音点と同じ位置で、
n音を調音しているタイ人が、
ヒョッとしたらいるかも知れない。
しかし、私に教えてくれたタイ人の殆どが、
歯の裏を指し示したり、
時には歯の裏まで私に見せたりして、
n音調音点は歯の裏側である事を教えてくれた。
N音調音点が上記のどちらがいいのかまでは、結論出来ない。

n音調音点の位置が違えば、
その後に続く鼻音化の音質が
若干異なったものになる事を
今回私は発見した。

すみませんが、ポッチリをお願いします。
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oyaji
2011/01/01 17:05

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