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zoom RSS < ブログ49弾:タイ食堂のメニュー看板を解剖する >その2弾A

<<   作成日時 : 2010/12/02 22:37   >>

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< ブログ49弾:タイ食堂のメニュー看板を解剖する >その2弾A
タイ食堂メニュー看板の解剖及び、タイ語理解の基本を書き加えた。
  ブログTheme:タイ語          日本語指導  日本の未来の為に:日本語を、外国人の側に立って改めて考えてみる

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ก๋วยจั๊บนำข้น
A   クゥワイジャップ ナム・コォン
料理名クゥワイジャップ スープ 濃い  タイ定番食材豚油身(ムゥークロップというカリカリ揚げ)に うどん状のものを入れ更にその上から濃いスープをかけた料理

A<クゥワイジャップ・ナム・コォン>
クゥワイジャップとは、
小麦粉(タイ語はペェン)で出来た きし麺 状のものである。
ナムとは液体状のものを差す。
英語のスープがタイ語になればスゥップの発音へと変わる。
違和感があっても、タイ人と話す時はこのように発音しなければならない。
  タレ状のものは、ナムorナーム(水)という単語を使用する。
  コォンとは、タイ語理解のこじつけで こい=濃い と連想記憶する。
  
  脂身付きの豚肉の小さな塊をカリカリ揚げにしたものが、
メイン食材である。これを 「ムゥークロップ」 と言う。
  このムゥークロップにクゥワイを加え、
更にその他の野菜類を添加した後に、
上から濃いドロッとしたタレをかけるのである。
  八宝菜のタレと良く似たものをかけていると思えば良い。
こうして完成した料理をクゥワイジャップと呼ぶ。

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กระเพาะปลาB     グラポ  プラァー  内臓   魚   を煮た料理の名前

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เจ้แบ๋ ปอเปี๊ยทอดC屋号ジェー・ベェー ポォーピィア・トォーット
          春巻き(rolling) フライで揚げる
※ベトナム語ジェー・ベェー(お姉さん・小さい)をタイ語表記したもの
ジェー=ベトナム語でピィー=年上 ベェー=ベトナム語で小さい
(※このベェーさんは、このフードセンター11人姉妹第2女のベトナム語愛称)
แหนมคลุก
   ネェーム  クルック 料理名ネェーム (クルクルと)混ぜる
ネェームクルック・トォーットと言えば、
ネームクルックを油で揚げたボール状のフライである。
   すきっ腹を満たす、おやつ的な位置にある。


< 有気音は意識的に発声しなければ、伝わらない >
カキクケコの日本語発音は、無気音である。
本来無気音のカキクケコに息を加えた有気発音をするのである。
これを何とかカタカナ表記するのに、
コに小さいォを書き加えて、コォと表記した。
日本語の表記法としては正しくないのであるが、
コの有気音発声を書き表す際には、
このコォ表記は、大きく表記原則から外れているとは言えない。
それどころか、
日本人学習者には極めて理解し易いので、敢えてコォ表記を採用した。

このコォンの発音は、
口腔内の喉奥から発する
有気音である。
このような発声の仕方は、
日本語には存在しない。
タイ語有気音発声を合格点にて達成するには、
相当な練習を要する。
オマケに、
日本人が獲得困難なN音発声も備えた
うってつけの発音練習単語となっている。

< N音 >
< 発声の際は、上歯裏に舌をシッカリと押し付けなければならない >
< 舌の先端上部が上歯裏の歯の生え際に来れば、結果舌は歯裏に押し付けられている >
日本語では、N音は曖昧な位置に有る。
n音とng音の境界など殆ど意識せずに発音しているのが、
日本語の特徴である。

しかしタイ語では、
N音と表記するものは必ずN音発音をしなければならない。
(タイ語には末尾がn音で終わる単語が極めて多い)

「N」音をひらがなで表記すると「ん」と書く。
コレを反対に書いて見ると、
この問題点が浮かび上がって来る。
「ん」は、ローマ字表記ではNと書く。

しかし、音声学的に正しく表記すると
「末尾の ん 」は「単なるN」ではなく、
「Ng」音と書くのが正しい。
日本語では、
末尾に来る「ん」の場合、
ng音で発音しているからである。
コノコトが、タイ語N音の理解をややこしく
している。

< タイ語では、シッカリとN音を調音しなければならない >
タイ語でn音を発音する時は、
必ず舌を上歯裏に押し付けなければならない。

この調音方法を意識的に行わなければ、
タイ語n音を調音した事にはならない。
有気音発声プラス最後のn音発声の組み合わせである
「コォン」の発音をタイ人にチェック してもらったら、
ほとんど絶対ダメと言われる事は間違いない。
(タイ語初級日本人はコングと発音してしまう)
閉口する程やり直しさせられるので、覚悟しておいた方がよい。
なお次回ブログにて、
N音を更に徹底解剖します。

< タイ人が、「つ」と「し」と「ず」の調音が何故出来ないのか? >
< この事実を知りその原因を探求する事から、日本語指導は始まる >
一方、日本語学習タイ人が修得出来にくい音がある。
  た行つ音・さ行し音である。
ズの音も出来ない。
  サ行タ行とザ行の全体すべてが出来ないのではない。
  タイ語に存在しない発音だけが出来ないのである。
  
つやジ・ズ・ゾと発声する単語発音がそもそもタイ語には無い。
  子音プラス母音の組み合わせ発音はある。
  しかし、日本語のように母音発音の忠実化・厳密化はタイ語には無い。
  ジャのヤ後尾に附属して来る母音はアである。
  しかし、このジャを発声する時、
ア音を意識的に付属するのではなく、
あくまでジャと一拍セットにして発音しているのである。
  
ゾorゾーなら言えても、zuズ は言えない。

< 教師は、学習者の問題点を探求し、意識化しておかなければならない >
教師は、
学習者側に立って、
何故zuの音が調音出来ないのかを
知らなければならない。
自らがzu音を発声しながら、
口内で調音している実態(舌の位置、舌全体の動き)を
意識して把握する事が大切である。

特に有効なやり方は、
su音とzu音の両者の違いに意識を傾ける為に、
この両音を連続して発声し、
両音の調音方法の違いに
観察意識を持って行なう事である。

そうすると、
それまで意識した事がない
日本語のzu音やtsu音が有する特殊性に
気付くだろう。
「これは、結構難しいんだな。」
と気付くだけで、
その後の指導姿勢が大きく変わって行く。

「このようにしなさい。」
「何で、(こんな簡単な音が)出来ないんですか?」
などのような発言を、
その後はいたずらにしなくなるだろう。

日本語の正しい音声を身につけさせる事は、
相当難しい事であるが、最も重要な指導範疇でもある。
教師は自らの教え方を見つめ、
反省、修復、工夫が出来なければならない。

  よって、バイクメーカー「Suzuki」は、
タイ語では
Su su kiとしか書き表せない。
  
「みツびシ」も
「みチュびチ」
  と発音する傾向となる。

これを書きながら、
我が妹Misuzu が幼い頃、
「みチュジュ」や「みル=水」
としか言えなかった時期があった事を思い出した。
当時は、単に幼児期の舌足らず(発育過程)現象か
甘えた発声のように受け止めていた。

日本人の子供達にとっても、
相当な発声訓練が必要な難しい音が
スsu・ズzu・ツtsu音である
かもしれないという疑問感を
日本語教師は持つ必要がある。

舌へ圧力を適切にかける→結果、舌が微妙に変形する。
逆に言えば、
舌に対して微妙に圧力をかけ変形させながら、
舌を適切に動かす。
これが、実は難しい事なのだと
日本語教師は気付いている必要がある。

< タイ人が発声し易いYamaha=やまは をひらがな表で指し示させる>
  Yamaha は言い易いので、
  ひらがな指導がある程度進んだ段階で、
ひらがな表上の「や」「ま」「は」を
指し示させる指導を行なえば、
タイ人の食いつき感が極めて良い。

カタカナを学んでいない段階で、
本来カタカナ書きの「ヤマハ」を
「やまは」というひらがな書きで導入するのは、
いいのでしょうか?という
疑問を持つ日本語教師がいるかも知れない。

このポイント
ひらがながありカタカナがあるという事は、
既に伝えておかなければならない。
これらは、個々の文字アルファベットに相当した字音である。

ひらがな表の個々の文字全てが読める事が目標であるが、
学習意欲がひ弱な者は、既に欠伸をし始めている。
教師は、これらの学習者も引き込みながら、
クラス全体を牽引して行かなければならない。

Yamahaは、本来カタカナ「ヤマハ」で書き表す。
この点を先づ伝えて置く。
ヤマハに相当する、
ひらがな字音「や・ま・は」は、
どれでしょうか?
ひらがな表の中から探し出して、
「や」「ま」「は」と、
順に指で指し示して下さい。

先生の一人芝居的教え方でなく、
生徒に教師の指導場所まで来させて、
生徒実演の形が良い。
「良く出来ました。」→書いた事は合っています。
キィェン・トゥックトォン
「いいです。いいです。」と手を叩きながら誉め言葉を発する。
ディー・ディー

今、〜さんが指し示したひらがなを
バイクメーカーの会社名として書く時、
このように、ヤマハとカタカナで書きます。
ひらがなを使って、「やまは」とは書きません。

先生が言いたいのは、「やまは」とは書かないが、
ヤマハの音と
同じ音を持つひらがなアルファベットは、
やまは
になるという事です。

教える時期(カタカナ指導に至っていない段階時期)
の適切性に疑問を感じ、
このような指導(生徒の興味や好奇心に訴えかける指導)
を躊躇する先生がいるかも知れません。

しかし、
先生側の躊躇の気持ちを
遥かに超えた理解能力を
実は生徒達は持っている。
生徒に迎合した甘やかし指導はいけないが、
生徒に分かってもらう為の指導方法を、
教師は、常に考え、導入し、吟味する必要があると考えます。

フォローアップの説明さえ上手に行なえば、
「は行」「ま行」「や行の」が
ひらがな表のどの位置にあるのかが、
生徒達に分かる大きなオマケも付いて来ます。
指導には、効果とタイミングが絶対に大切です。

時期を失すれば、面白いモノも面白く伝わりません。
教師は、「素敵なタイミング」(=坂本九さんの曲名)の重要性を
分かっていなければなりません。
タイミング良く、ジョークや面白い事が言えるようになる為には、
既に脳内に情報アイデアが格納されている必要があります。
この点において、
「教師は経験が全てである。」という事が言えます。

生徒達に納得感と喜びを与える事が必要です。
これをincentive(刺激を誘発するもの)
を与え持たせると英語では言います。
生徒個々に喜びとやる気を与える事が、
教師の重要なtask(任務)です。

< zu音の存在を理解させるには スズキ >
さらに濁音(半濁音)表を用意する。
ヤマハが出来たタイ人の達成満足感を利用?して、
スズキの音を指し示す課題を与える。

ズの音がタイ語には無くても、
日本語にはあるのであるから、
指導の中で、
彼らタイ人の意識の中に
このズ音の存在を組み入れて行くのである。

タイ人の学習満足感をくすぐる単語には、他にも色々とある。
農耕機械メーカー クボタ も面白い。

< ジ音の指導は、めいジ牛乳 >
ジ音の存在は、明治のミルクが良いだろう。
このミルクは、7イレブンで売っている良質の牛乳であるので、
誰もが知っているのでジ音導入には、良いであろう。
明治ミルクには、タイ人が買い易いように、
ヤクルトサイズの小さいものが売っている。
日本語指導の際に、
このメーカーのミルクケースをタイミング良く取り出して、
生徒の興味を引き出す授業を行なうと大きな反響が返って来る。
タイ人には、イベントや楽しみを与えないといけない。
一方的な教え方では、ソッポを向かれ、失職の結果が待っている。

敵を知り己を知らなければ、教える事は出来ない。
日本人にとっては極めて馴染みの少ないタイ語を四六時中話し、
生活しているタイ人の存在を
あるがままに認める事から、
タイ人に対する日本語指導は出発する
という事を肝に銘じて置かなければならない。

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17Nov2010〜2December2010
アップロード:2010年12月2日(木)



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